Q&A水俣病5:患者・被害者は何人いるのですか?1995年と2009年に、政府と国会が「救済策」を設けたものの全被害者を救うには至っていません。今も新たに認定申請をする人々が続いています。被害実態の調査も行われていないため正確な患者数は判明していません。そして、未認定の申請者にとっては水俣病と認められないことが一番の苦し...
Q&A水俣病6:海はきれいになったのですか?水俣湾を汚染していた25ppm以上の濃度の水銀ヘドロを埋め立てて、広大な埋立地(エコパーク)が作られました。しかし、その濃度より薄いヘドロは湾内や不知火海に残ったままです。またメチル水銀は水に溶け、無味無臭で、完全に回収することは不可能です。埋立地に封じ込まれた水銀も、地震...
Q&A水俣病7:水俣病事件や患者・住民の闘いは、私たちの暮らしと、どこでつながっていますか?*世界の人々への警鐘 微量の水銀汚染は不知火海だけでなく世界中の海で問題となっています。そのため2013年に水俣市で水銀を規制する国際条約が調印されました。2017年9月にジュネーブで開かれた水銀条約の締約国会議では、胎児性患者の坂本しのぶさんが「終わらぬ水俣」を訴えました...