ハリウッド映画「MINAMATA」で半世紀前の患者家族の闘いに注目が集まり、また原一男監督「水俣曼荼羅」では今も終わらぬ水俣病が深く伝えられました。
しかしこの3月、被害者互助会の裁判で、原告全員を「水俣病ではない」とする不当な判決・決定が相次ぎました。司法までもが「患者切り捨て」に傾くという前代未聞の事態です。(報道記事裏面)
感覚障害が多発している事実を無視し、特別措置法に定めた調査も行なわないままの「水俣病幕引き」など、決して許すわけにはいきません。
川本・佐藤さんたちが貫いた自主交渉闘争に学び、水俣をどう支え続けるかを考えます。ご参集下さい。
日時:2022年5月28日(土) 13時―17時(12時30分 開場)
参加費:1000円 (学生半額)
会場:YMCAアジア青少年センター9F 国際ホール
千代田区猿楽町2-5-5 03-3233-0611
(JR水道橋・徒歩5分 JRお茶の水・徒歩7分)
プログラム
第一部 川本輝夫さんと自主交渉
■講演 父に託されたのは闘うこと 水俣病事件から考える地域再生 川本 愛一郎 (川本輝夫さんご長男/水俣病資料館語り部/作業療法士・言語聴覚士・「リハシップ あい」経営)
■1971-73 チッソ本社前の自主交渉テント
川本さんの言葉で人生が変わった 旗野 秀人(新潟水俣病安田患者会事務局)
大田区教組の仲間で「テントを支える会」を作った 北村 小夜(障害児を普通学校へ!全国連絡会)■「1972.1.7 五井工場事件でのチッソ暴行」を否定する言説について 実行委員会
第二部 水俣病の現在とその課題
■被害者互助会訴訟
(1)熊本地裁不当判決批判 控訴審にむけて 山口 紀洋(弁護士)
(2)被害者互助会の闘い、水銀条約と水俣の現状 谷 洋一(被害者互助会事務局)
■不知火海沿岸住民健康調査の統一要求について 萩野 直路(新潟水俣病訴訟を支える会)
■「水俣病否定」を問う各地の行政不服審査請求 鈴村 多賀志(溝口訴訟弁護団東京事務局)
■胎児性小児性患者家族支援者の会の近況 松永 幸一郎(患者会代表)加藤 タケ子(事務局)ほか
*遠隔地からの講演・報告は、オンラインによる場合があります。報告テーマには仮題も含みます。
*コロナウイルス感染警戒のため、広い会場で、換気と休憩を行ないながら開催します。受付付近で非接触体温計にて検温を37.5度以下の方に入場いただくことになります。
*オンラインの同時公開は行ないませんが、季刊誌7月号等で後日掲載のユーチューブ画像をお知らせします。
主催:チッソと国の水俣病責任を問うシンポジウム実行委員会/東京・水俣病を告発する会
協力:最首塾
問合先:東京都千代田区神田淡路町1-21-7 静和ビル1A
TEL/FAX 03- 3312-1398
y-kbt@nifty.com
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